当社が1965年(昭和40年)に開発、販売開始したオイルマチック(油温自動調整機)「OCH」型について、このたび国立科学博物館の産業技術史資料データベース(*)に登録されましたので、お知らせいたします。
オイルマチックは、熱変位など工作機械を取巻く熱の問題を防止するため開発され、油圧回路の調整時間短縮のため、「OCH」型は主に油圧作動油の温度調整に用いられました。その後、「OCH」型を原型に、オイルマチックは工作機械の高速・高精度化に合わせて、切削・研削液、潤滑油等に適応した様々な機種が派生していきます。
高い信頼性を誇る日本の工作機械メーカーにオイルマチックが幅広く採用され、特に熱変位抑制の観点から、工作機械の性能、ひいては業界の発展に貢献した点を評価いただいたことにより、「今日における工作機械の油温自動調整機の原型」として、今回の登録となりました。
当社は引き続き、企業理念「ブランドを支えるブランドでありたい(We stand behind the brand.)」の実現に向け、工作機械メーカーなど卓越した生産財を産み出すお客様と共に、「持続可能なものづくりの現場」を支える製品およびサービスを提供してまいります。
【*ご参考】
産業技術史資料データベースは、戦後日本の技術開発に関する貴重な資料を保存し、その歴史を長く後世に継承する目的で、国立科学博物館の部局の一つである産業技術史資料情報センターにより運営され、インターネット上(http://sts.kahaku.go.jp/sts/index.php)で公開されています。
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