当社は、3月21日(木)午前8時30分から、前橋市の江田工場にて令和6年入社式を行いました。
入社式における社長あいさつについて、以下の通りお知らせいたします。
おはようございます。
本日ここに、新しい仲間を迎えることができました。会社を代表して、心より歓迎したいと思います。
ご入社、誠におめでとうございます。
当社は「ブランドを支えるブランドでありたい We stand behind the brand」という企業使命のもと、世界中のあらゆるものづくりを支えるお客様に恵まれ、真摯に仕事に取り組む社員の皆さん、また優秀なサプライヤーの皆さんと共に、社会に新たな価値をもたらす製品やソリューションを創り出してきました。創業から64年目となる本年、皆さんとのご縁を頂くことができました。とても嬉しく、また当社を選んでいただいたことを有難く思っております。
毎年申し上げていることではありますが、私は、皆さんの「若い力」をフルに発揮してもらい、これまで当社が紡いできた「縦糸」と、新しい発想や見方による「横糸」を編み上げて、チームワークの下で、当社を頑丈かつしなやかな「布」にしていきたい、と願っています。
これまで紡いできた「縦糸」の中で、当社が特に大事にしているキーワードは2つ、「開拓者精神」と「GLOCAL」です。
1つ目の「開拓者精神」とは、お客様のニーズや課題を的確にとらえて、新たな技術や事業領域、市場に果敢にアプローチし、山ほどの失敗を重ねながらもそこから謙虚に学び、問題の解決と新たな価値の創造に向かって積極的にチャレンジをするありようの事です。
2つ目の「GLOCAL」とは、群馬という「地域社会(ローカル)」に根ざして生きる私たちの作った製品や解決策が、世界中(グローバル)に拡がるものづくりの現場を、高いレベルで支えているということです。
私たちの行動の基準(モットー)は、この2つの言葉にあります。
世界情勢が混迷の度合いを深める中、価値観がますます多様化しつつあります。
本日入社された皆さんも、コロナ禍における混乱も含めた大きな環境の変化に直面し、苦難と困惑に満ちた日々を過ごされたかもしれません。
そのような中、皆さんは、環境や社会のせいにせず、目標を掲げて一生懸命に努力し、立派に学業を畢え、あるいは変化を受け入れ、新しいステージに挑戦する決断を「自ら」されました。私はこのことに、心から敬意を表したいと思います。
昨年8月、江田工場の新棟が完成し、半導体など新しい分野において、「当社ならでは」の価値を創造し、お客様に提供するための新たな開拓、チャレンジが始まりました。
皆さんにおかれては、開拓者(チャレンジャー)の一員として自ら積極的に動き、先輩にわからないことを聞き、現状に対して改善・変革すべきことが無いか、常に問い続けてほしいと思います。また当社の立地する「群馬」というローカルを愛しながらも、アンテナをより高くして、グローバルで起きている事象や出来事にこれまで以上に目を向け、異なる意見や価値観を素直に、かつ貪欲に受け入れて、自らの考え方や行動の「質」を高め、「器」を大きくする努力をして頂きたいと思います。ものづくりの分野において、「サステナブルな社会構築の一翼を担う」という高い志をもち、正しい針路を定めた上で、共に仕事を始めていきましょう。
あらためて、本日はおめでとうございます。
以上