謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別なるご厚誼を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
関東精機 社長 魵澤剛史による従業員向け年頭の辞を、下記の通りお知らせします。
記
2024年の仕事始めにあたり、ひとことご挨拶申し上げます。
はじめに、1月1日に発生した、能登半島を中心とした北陸地方の地震では、連日にわたり甚大な被害が報じられています。
心からのお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、被災地の方々の安全と、一日も早い復興を祈念いたします。
昨年は、コロナに対応した行動制限が撤廃され、経済活動の正常化が進んだ1年でした。5月に新型コロナ感染症の分類が5類感染症に変更され、それまで行われていた入国制限などの規制も撤廃されました。
これによって人の流れが回復し、いわゆる「リベンジ消費」が経済を活性化させました。繁華街ではかつての賑わいが戻り、観光地は外国人を含む多くの観光客の姿であふれるなど、経済活動の正常化は着実に進んでいます。
一方、海外情勢に目を向けると、ロシアとウクライナの衝突は膠着状態に陥っており、昨年10月には中東でも軍事衝突が起こるなど、極めて不透明な状況が続いています。
また、アメリカやヨーロッパでは高いインフレが続いており、金融政策が引き締められている影響で、円安が進んでおり、わが国でも、輸入製品を中心に物価が上昇し、家計を圧迫しています。
企業活動については、サプライチェーンが正常化したことで部品や原材料の円滑な調達が可能となり、自動車産業を中心に挽回生産がみられました。
省力化やデジタル化に対応した投資が活発に実施されているほか、半導体などの分野ではサプライチェーンの強化に向けた工場建設が相次ぐなど、将来を見据えた設備投資も活発に実行されています。
このような状況を背景に、当社でも昨年8月に「江田工場E3棟」が竣工し、本格稼働を開始しました。
工事期間中の皆さんの協力と尽力に、改めて深く感謝申し上げると共に、本24年中にも予想される半導体の需要回復を見据え、「SmartSpace」として江田工場全体をアップデートし、当社が得意とするロボット化や、デジタル化などの手段をもフル活用しながら、生産性の一層の向上に向けて、積極的にチャレンジをしていきたいと思います。
また、今秋には東京ビッグサイトで「JIMTOF2024」が開催されます。
「GreenR」シリーズのラインナップ拡充などにより、「持続可能なものづくりの現場」を「高いパフォーマンス」で支える当社の新製品を、国内外の多くのお客様にご提案できる、最高のチャンスの年であると認識しています。
『新しい「ものづくりの現場」から、未来を見据えて果敢に変革に挑み、顧客やサプライヤーとともに価値の共創に取り組むことで、社会課題の解決と、社員個人を含めた会社の成長の両立を目指す』とした63期の基本方針の達成に向け、『多様な見方からアイディアを出し合い、「人の和」を意識しながら、ワンチームで最高の成果と価値を創り出す』との基本モットーを今一度心に刻んで、良い形で2024年のスタートを切りたいと思います。
今年は辰年ですが、中国では辰(竜)は幸運・財産・幸福をもたらすものとされています。また、六十干支(ろくじっかんし)でみますと、今年は「甲辰(きのえたつ)」にあたります。
甲(きのえ)は十干の第一位ですので、今年は新たな10年の始まりの年だといえます。
私自身、本年が当社にとって新たな成長フェーズへのスタートラインの年になるよう、皆さんと共に一丸となって努力していく決意です。
結びに、皆さんとご家族にとって、本年が素晴らしい1年となりますよう、心より祈念いたしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。
以 上